屋久島時々旅。

屋久島でネイチャーガイドに従事。屋久島の大自然の風景や、東京から移住しての島生活、そして、旅の風景をお届けします。

島結ツアー日記「女性一人旅限定企画:屋久島・宮之浦岳縦走ツアー2014」

 

 今回の屋久島・宮之浦岳縦走ツアーは、参加者3名全員が、「一人旅」!

しかも、みなさん、「女性」ということで、楽しいツアーになる予感が・・

そんな期待を胸に、早朝、淀川登山口へ向かいました~。

 

実は、今回、参加者みなさん、「安房(あんぼう)」の街にある宿にお泊りで、

しかも、素泊まりということで、安房の居酒屋で、「前夜祭」を行っていました!

 

「女性一人旅」で居酒屋さんに入るのって、やはり抵抗があるようで・・”

これでまた一人でお店に来れる!”、”みんなで色々なメニューが食べられて嬉しい”

と好評を頂きました!急だけど、企画して良かった^^

f:id:sasaken59:20141021180439j:plain

写真は、淀川での朝食風景。登山口ではまだ暗かったこともあり、

清流・淀川を眺めながらの朝ごはんタイムでした!

「前夜祭」で、事前の交流があったおかげで、会話も弾んでいました~。

 

f:id:sasaken59:20141021180434j:plain

 淀川の川面に青空が映り、お天気に恵まれそうな予感。

 

今回、宮之浦岳に登るのは、3名全員が初めて!

縄文杉には、7年前に、4年前に、そして、初めて・・と屋久島歴は三者三様。

それでも、お互いを気遣いながら、順調なペースで、宮之浦岳頂上へ。

 

頂上までの道中は、高盤岳頂上にそびえる「トーフ岩」や、

「黒味岳」などの屋久島の山々がくっきりと見渡せるほどの快晴でした。

 

f:id:sasaken59:20141021180425j:plain

遠くから僕らを眺めるヤクシカ(写真中央)

 

今回のツアーは、初めてづくし。

屋久島初めて」から始まり、「本格的な登山が初めて」、

「テント泊初めて」、「携帯トイレ初めて」・・

宮之浦岳の頂上までは、淀川小屋のトイレを最後に、7~8時間トイレがありません。ですので、よっぽど健脚でペースが速い方でない限り、携帯トイレを使用することになります。

それぞれ使用方法などをチェックしてから、いざ携帯トイレブースへ。

感想を聞いてみると、臭いもないし、意外と快適!との事でした。

 

f:id:sasaken59:20141021180432j:plain

 翁分れ付近の携帯トイレブース。地図には場所が載っていないのでご注意を!

 

f:id:sasaken59:20141021180356j:plain

屋久島の奥岳を見渡す、山ガールな縦走メンバー。

 

さあ、宮之浦岳もあと少し!このあと、胸突き八丁の正念場。

頂上で参加メンバーのみなさんと話をしていたら、やっぱり、頂上までのあと500mが一番辛かったようですね~。そして、いよいよ頂上へ!

f:id:sasaken59:20141021180420j:plain

 宮之浦岳頂上で物思いにふける参加メンバー。

 

お天気ももって、頂上での景色は、申し分ありませんでした!

屋久島で2番目の標高を誇る、永田岳(1887m)もしっかりと見えていました。

縦走メンバーも、初日の目的を果たせて、ホッと一息という感じでした~。

  

f:id:sasaken59:20141021180403j:plain

 森林限界から、また根の張る森の中へ。

平石の岩屋付近から、雲が多くなり、お天気は下り坂へ。

森の中へ入ると、霧がかかった幻想的な世界が待ち受けていました。

(後編)へつづく。

 


屋久島・宮之浦岳縦走ガイドツアー - 屋久島アウトドアガイド 島結